映画 #キングダム を観て来ました！
漫画・アニメを読んだり観たりしてたので、「実写化ぁ？！」と正直なところ不安だったんですが。
ネット仲間から「面白かった」と教えて貰ったので、観てみることに。
結果。
とても、良かった！（笑）
原作の変な改変もなく、上手くエッセンスを抜き出して、一つの物語として繋いであった。
大抵の実写化は、これが出来ない。
欲張って、風呂敷を広げ過ぎるんですよね。
でも、キングダムは範囲をかなり絞って話を作ってたので、破綻を感じない。
原作者様本人が脚本にも関わっていらっしゃるそうなので、余計にそう思うのかな（笑）。
（でも対談拝見する限り、直接脚本に携わったのは、脚本の土台が完成してからぽいですけどね。その前段階で、話し合いとかは設けられてるのかも？）
最近観た中での、漫画原作実写化失敗は、 #鋼の錬金術師 #BLEACH だからなー。
原作に思い入れがある分、「あちゃー」感が強い。
BLEACHはね……。いいところもあるんだけど、やはり全体に詰め込み過ぎた感が強い。あと、CGが微妙かなあ。#福士蒼汰 さんの殺陣は嫌いじゃないんだけど。（#髑髏城の七人 #Season月 での、捨之介とか）
アクション付けてるのが、刀ステでお馴染み、#栗田政明 さんなんだけど、監督の意向なのか、わりと平面的なアクションが多かった印象。それ以外はCG。
阿散井恋次の #早乙女太一 さんは、個人的な癖なのか、妙に粘っこい殺陣でしたしね（笑）。
その他、「このキャラは、この台詞言わないだろ」とか、逆も多々あり……。
ぶっちゃけ、「BLEACHのこと、把握してるとは思えない」と感じましたね(￣▽￣;)
まあ、BLEACH実写の話は、もういいや（笑）。
鋼の錬金術師はもっと酷いし。
キングダムは、逆にそこまで思い入れがなかった（前述したように、原作読んでるし、アニメも観てるけど）からか、わりとフラットな状態で実写映画を観られましたね。
ただ、それを抜きにしても、この手の実写の中では、かなり良い出来だと思います。
つい、パンフレットと写真集と小説と新聞（？）買ってしまったくらい（笑）。
映画としては、中国ロケやってるのも、好ポイントかな、と。やはり、なんちゃってロケ地より、実在する場所の方が迫力と説得力がありますよ！
それから、個人的に、アクションは集団戦が好きなので。
序盤は、信が一人で戦ってるけど、途中から段々と人が増え……。
山場での、大戦闘。
あれは、良かったな。
ちなみに、戦闘シーンが一番好きなのは、山の王だったり（笑）。
美人さんが、飄々と両刀で敵を薙ぎ倒すとか、かっこいいですよね！！
それぞれに雰囲気を変えて演じ分けていらっしゃるのが、良くわかりました。でも、二人が同じ場所にいるシーンは撮るの大変そうだな（笑）。アニメとかで声優さんが兼ね役やるのとは、また違った苦労がありそうです。
ちなみに、吉沢亮さんは実写BLEACHにも石田雨竜で出演されてましたが、メイクの関係なのか、全くイメージが違っていて、同一人物とは思えなかった（笑）。
#山崎賢人 さんは、数々の（日本の漫画の）実写映画に出演されてるイメージが強いですね。でも、私はほぼ観てないかな？
信の「馬鹿だけど、頭は悪くない」というキャラが、良く出ていたのではないかと。
殺陣も、序盤は拙いのが、どんどんブラッシュアップされてる感じが良いですね。特に、竹藪で戦った時に政から発破かけられてから、ぐんと動きが良くなるあたり。
貂は、あまりにも、原作のままの衣装でびっくりしました（笑）。多分、原作に一番忠実なんじゃないかな？
今回はあまり活躍の場がなかったけど、今後は軍師として活躍して欲しいものです。
#大沢たかお さんの王騎も、はまり役でしたねええええ！！
わりと意外なキャスティングだったのに、観たら、違和感がまったくなかった。むしろ、あの得体の知れなさが際立ってたように思えます。
最後の最後、反乱軍に対して、美味しいところもかっぱらっていきますし（笑）。
全体的に満足ですが、ちょっとだけ残念なところも。
EDで、三人が会話するシーン。
政が信に「城の衛兵くらいなら〜」と申し出る件りがない。
これがないと、政が信に対してなんの対価も提示してないように感じるんですよねえ。
ちなみに、小説（文庫版）の方には掲載されてます。
信が「城の衛兵じゃ武勲を挙げられない。だから、戦場に出る」と自分の意思表明をする大事な部分だと思うんですよ。
そこをすっ飛ばして、「戦に出る」だけだと、説明不十分かな……と、個人的な感想。
ところで、ふと思ったんですが。
こういうアニメ化された作品の実写化、ナレーションがアニメの主人公の声優さんだったりしたら、面白そうですね？！
ある種のクロスオーバー的な。
リスク高過ぎて、誰もやらないかなー？
