2010-11-03 残された復讐 BLEACH☆SS まるで、元から存在しなかったかのように、なにもかもを消し去っていった。 偲ぶものは確かにひとつとして、この手にはない。 けれど、声を、不器用な優しさを覚えている。 忘れてなどやらない。 ささやかな、復讐。 もう戻らない日々への郷愁。 されど、別れを告げることはない。 永久に 。