屋根裏生活×やねうららいふ

機械・電子系ガジェット・本をこよなく愛し、いろなんことをやってみたがる人の、気まま記録。

選択された静寂。

 唐突な静寂だった。
 雑踏の中、ただ一人取り残されたような違和感。
 しかし、選んだのは己なのだ。
 聞こえなくなるより、見えなくなるより、感じられなくなるより、存在が残ることを望んだ。
 降り続いた雨を、止ませる術を与えてくれた世界を。
 悔やむことは、何もない。