屋根裏生活×やねうららいふ

機械・電子系ガジェット・本をこよなく愛し、いろなんことをやってみたがる人の、気まま記録。

ウォーリー


映画「ウォーリー」を観て来ました♪
数々の賞に輝いただけのことはあり、予想以上に面白かったです♪♪♪





以下、ネタバレ注意。












ゴミだらけになった地球から人類が外宇宙に旅発ってからおよそ700年。
人類が不在の間にゴミを片付けるようにと沢山のロボットが投入されたが、いつの間にかどんどん壊れていき、残ったのは、小型ロボットのウォーリー一台だけ。
町中ゴミだらけの中、ウォーリーは黙々と作業を続ける…と思いきや、作業の合間にガラクタの中から自分にとって宝物になるものをこっそり収集していた。
収集した宝物を塒に持って帰り、飾ったり、なにに使用するのか思案することも楽しい。
しかし、ウォーリーが一番好きなのは、ポンコツのTVで人間が遺したビデオを見ること。
TVの中では、沢山の人間達が、歌ったり踊ったりしている。
特にウォーリーが憧れているのが、「誰かと手を繋ぐこと」。
だが、地球上にウォーリー以外の存在はなく、彼は淋しさだけを募らせていく。
そんな時、急に巨大な戦艦が降り立った。
中から現れたのは、白くて卵のような滑らかなボディの一台のロボットだった。
最初は相手から警戒されていたウォーリーだが、やがて彼の純粋で純朴な心と行動により、イヴも少しずつ好意を感じるようになる。
ある日、ウォーリーは自分が見つけた宝物−−地球に自生する植物をイヴに見せた。
途端にイヴはその植物を自分の内部にしまいこみ、いきなり起動を停止してしまう。
焦ったウォーリーはあの手この手で、イヴを再び目覚めさせようとするが叶わない。
万策尽きたウォーリーは、イヴを残して自分の任務(命令)を果たしに行こうとする。
その刹那、前回と同じくらい唐突に宇宙船が出現し、イヴを回収して行ってしまう。
慌ててウォーリーは飛び立つ寸前の宇宙船に飛びついた。それがどこへ行くかもしれないまま…。
辿り着いたのは、人類が宇宙で暮らすための超巨大宇宙船だった。
なにからなにまですべてがロボットによって整然と管理・サポートされている世界。
人々は専用の移動式椅子に座ったまま、日常を過ごす。他人との関わりも、すべてが自分の前に現れるハイテク端末機を通してのみ行われる。彼らは端末のスクリーンの先になにがあるか知らず、また興味もない。自分で歩行する必要がないから、人類の殆どが肥満体で、自力で立ったり歩いたりすることが出来ない。
未知の世界に飛び込んだウォーリーは、ひたすらにイヴを思い、彼女を救おうと孤軍奮闘する。
そしてイヴは、地球から持ち帰った植物により、艦長から、「地球への帰還プロジェクト」が動き出すことを教えられる。
だが、確かにイヴが保管していたはずの植物がどこかへ消えてしまった。
艦長は「地球帰還プロジェクト」を停止し、イヴとウォーリーを修理室に連行させる。
イヴとウォーリーが取り調べを受けている間、艦長はなにげなく、地球への興味を抱く。
イヴが検査されている間、ハラハラしっぱなしだったウォーリーはついに隔壁を破壊し、イヴの奪回に成功する。おまけとして、同じ収容所に隔離された自我のある個性的なロボットたちが、ウォーリーとイヴに協力するようになる。
ひょんなことから失ったはずの植物を発見し、ウォーリーとイヴはイヴの最上命令である「植物を艦長に届ける」を遂行する決意を固める。
再び現れた植物を前に、艦長は「地球に還る」意思を固める。
だが、いつもなら艦長命令には忠実なコンピュータが、何故か命令に従わない。彼等は、先祖が遺した最後の命令「地球はもう住める場所ではない。二度と帰るな」を忠実に護ろうとしているのだ。
孤軍奮闘する艦長の元へ、イヴたちが植物を奪回した連絡が入る。
所定の位置に植物を納めることが出来れば、「地球帰還プロジェクト」は起動する。
だが、いにしえの命令を頑なに守るロボットたちとの攻防も凄まじかった。
植物を納める台座が沈むことを阻止しようと、ウォーリーは機械の間に身体を食い込ませる。
イヴは大騒ぎになった会場の中、必死で植物の行方を探した。早くしないとウォーリーがペシャンコになってしまう…!
焦る彼女の気持ちが伝播したのか、周囲の人々が植物を見つけだし、バケツリレーのように植物をウォーリーの元へ運ぶ。中には、一緒に脱獄(?)したロボット仲間の姿もあった。
あくまでも主導権を渡さないコンピュータに対し、艦長は思いきった行動に出る。
人類全てが肥満体で筋肉が発達しておらず、他人とのコミュニケーションも端末越しばかり。しかし、ウォーリーの意図せぬ行動により、人間らしい感性を取り戻す人達もいた。
ウォーリーとイヴ、集まった人間たち、落ちこぼれロボットたちの活躍で、宇宙船は突如、地球へとワープを果たす。
歓喜に湧く人間たちを他所に、イヴはウォーリーを彼の塒へと大至急向かった。
大損害を受けて動けない、話せないウォーリーを助けたい一心で、イヴはガラクタ−−ウォーリーにとっては宝物の中から物色して、ウォーリーに必要なパーツを探しだし、大至急、傷んだ箇所などを修復していった。
イヴの真心が届いたのかウォーリーは、再び動き出した。
だが、そこには好奇心旺盛で純粋で純朴でとてつもない勇気を持ったウォーリーの意思はなかった。
単なる量産型ロボットのようになってしまったウォーリーにイヴは悲しみと痛みを覚える。
それでも我慢出来ずに、彼女は自分の指をウォーリーの指に絡めた。以前、何度もウォーリーに求められなが、拒絶してきた行為だ。
虚しさに指を離そうとするが、何故かウォーリーの指ががっちりとイヴの指を掴んで離さない。
訝しむイヴの前で、ウォーリーはカタカタと動き出した。以前に何度も見た、照れたようなはにかんだ様子だ。
どんな奇跡が起きたかはわからない。
しかし、イヴとウォーリーは、目的も性質も異なるロボットながら、お互いをとても大切な相手と認め、末永く幸せに暮らした。





ウォーリーの動きがコミカルで面白かったです♪
ゴミ片付けるだけのロボットなんだけど、割と多機能(笑)。
とにかくイヴが好きで好きで、恋は盲目状態(笑)。


イヴは最初冷酷な感じで登場するんだけど、ウォーリーとの交流の中でどんどん人間くさいが出て来ますね。
ウォーリーみたいに全身で感情を表現することはないけど、その分目が語ってましたね。
護られるだけのヒロインじゃなくて、戦闘スキルのないウォーリーを庇ったり抱き上げたりするのが結構ツボ(笑)。
姉さん女房タイプかな〜?


艦長も頑張ってましたね。
彼の英断と行動力がみんなを動かしたと思う。


ジョン&女性
非人間的な生活を送る中、ウォーリーとの出会いで徐々に人間らしさを取り戻して行きます。
ちなみに、ジョンの声優さんは立木文彦さんだったんですね!気づかなかった〜。(BLEACH剣八TOSのクラトス)。
しかし、立木文彦さんて割と年配の方だと思っていたら、案外若いんですよね…。
森川智之さんとユニット組んで歌っていたりしますし。



ええと、映画の話。
スタッフロールで流れるアニメーション(?)が好きです。
宇宙船から降り立った人間たちがどうやって地球を立て直して行くのか、その片鱗が垣間見られます。
あと、後半は劇中に登場したロボットたちのコミカルなやり取りがとても楽しかったです。あれは恐らく、敢えてドット絵にしてあるんだろうな〜。
ED後のおまけがないのは淋しいけど、スタッフロールが面白かったのでチャラです。


全体に可愛くて、ほのぼのする映画でした♪♪♪