クライマーズ・ハイ
映画「クライマーズ・ハイ」を見てきました。
社会派映画を基本的に見ない天堂としては、珍しいです。
でも、あの予告編から、なにか気になったんですよね。
この監督の「突入せよ!『あさま山荘』事件」も気になって見たので、やはり好きな路線ということでしょうか。
ちなみに、「クライマーズ・ハイ」と「半落ち」は、同じ原作家さんです。
「半落ち」は友人オススメ映画なんですが、天堂はまだ見ていません。
映画は、割と淡々と進む感じでしょうか。
いや、熱い部分は各所にあるんですけど。
でも全体に、淡々とした印象があります。
その割に、力強くも感じられるんですよね。
不思議な魅力があります。
「一度は見て!」と薦めたくなる映画ですね。
DVDよりも劇場が似合う映画だと思いますよ。
山の雄大さが感じられる。
※あと、公式サイトで流れている、試写会の感想も読むといいのではないかと。
それから、BGMも良かったなー。
サントラ欲しいくらいです(笑)。
役者さんたちみんなの演技もとてもよかったです。
主役の堤さんも良かったし、堺さんも良かった。
あと、唯一の女性記者の人もよかったですね。
名前わからないんだけど、部長?もよかったなー。
ネタバレ含んでしまうので、感想は続きにて。
最初、部長と主人公は敵対しているわけですが。
それでも、最終的には共同戦線張るんですよね。
結局は、ボツになってしまうんですけど。
それでも、そこに至るまでの経緯とかがとても好きでした。
共同戦線張るときに、次長と局長の気を逸らすために、他の人たちがさりげな〜く動いたりするのが(笑)。
それから、佐山と悠木の関係ですね。
阿吽の呼吸というのかなぁ(笑)。
佐山さん、いい味出していました。
佐山の役の方を存じ上げなかったのですが、後で公式サイトで判明いたしました。彼が堺さんなんですね。
やたらと目を引く役者さんだなぁと思っていたので、納得です。
配役巧いなー。
一匹狼的な悠木ですが、なんだかんだと同じフロアや他部署の人からも、好かれたり信頼されたりしています。
彼がこっそり暗躍(?)するところとか、結構好きでした。
それから、なんと言っても、ベテラン勢がいい味出していましたね!
反対に、悠木に敵対する人たちもいます。
天堂の職場も基本的に男性ばかりなので、よくわかるんですけど。
男性の嫉妬は、結構醜いですよ(笑)。
女性の嫉妬とは、また種類が違います。
どっちも怖いです。
高校〜職場と男性ばかりの環境で約20年過ごしてきましたが、これだけは今だに馴染めませんね(笑)。
すっぱ抜き記事を書きたい!と奮闘している、女性記者。
仕事内容は違うけど、ある意味同じような境遇にいるので、彼女の葛藤と踏ん張りは共感できるものがありました。
大きな山を乗り越えて、彼女も成長するんじゃないでしょうか。
「日航機墜落事件」。
天堂が生まれてからの事件なんですが、まだ子供だったからか、事件については覚えていないです。
ただ、中華航空機墜落事件とかは、微かに記憶にありますね。
うちの職場(前々回に居たところですが)の管轄内で発生したので、うちの会社の人も飛んでいったそうです。
それはもう悲惨な状態だったとか。
墜落事件とかだけではなく、戦時中の不発弾が出てきてその処理に立ち会った方とかも居ます。
天堂が入社してからの事件で大きなものは
・阪神大震災
・九州地方の台風
・東海豪雨
・名古屋市東区ビル爆発
・50年振りの豪雪
などでしょうか。
うちの会社の管轄甲斐で起きた事件もいくつかあるんですが、まったく無関係ではないんです。
なぜかというと、他のエリアを管轄している他社と協力協定を結んでいるから。
なので、「いざ」という時は、応援部隊を送り出します。
阪神大震災の時は、特にその派遣隊を出すか否か…という話を詰める部門にいたので、よく覚えています。
九州には自分で行ったことはないですが、同じ職場の方が派遣されました。
同じく、これはうちの会社のエリア内ですが、豪雪のために、他県に派遣された人も居ます。
自分が所属していた中で、一番大きな事件は、「東海豪雨」ですね。
丁度指令畑に所属していたこともあり、渦中のど真ん中に居ました。
しかも、お昼に社外の友人と会って、「今日は雨が凄いねー」と話していたその日に、そのまま四日間缶詰開始です(苦笑)。
日中は指令部門の人間が現場の人に指令を送るんですが、夜間は当直者に全権を委ねます。
ただ、その日に関しては、やたらと伝票が多くて。
その上、当直の担当が、天堂の同期の男の子だったのですね。
「仕事多いから手伝うよー」と、手を貸してから、伝票は減るどころか増える一方。
「なんか変だな?」と思っていたら、上司とかも残り始めました。
とても当直者だけでは処理しきれる状態ではなかったからです。
その間、帰宅してしまった現場の人とか呼び出したりして。
そうこうしている間に、指令の部屋にある警報がビービー鳴り始めました。
指令畑は2回目の経験で、トータル4年ほどやったことがあったのですが、あんなにも連続して警報が鳴る様子は初めて見ました。
その内に、今までに見たことがないような警報まで出始める始末。
…結局、政府認定の「災害」と扱われる『東海豪雨』となったわけです。
天堂たちの仕事は、今回の悠木たちの仕事とは職種が違います。
むしろ、ニュースソースを提供する側なんですよね、うちは(笑)。>大抵は良くない意味で
ただ、あの戦場みたいな職場の様子は、うちの職場を彷彿とさせましたね。
それから、この映画の巧いなぁと思ったところ。
日航機の事件を追いながら、最終的には家族関係(というか親子関係)の修復にまで持って行ってしまうんですよね。
過去の事件の合間合間に挟まれた「現在」が、なんだか『巧いなぁ』と唸らせてくれたんです(笑)。
昨日・今日と、邦画の良作を見られて、幸せでした。
社会派映画を基本的に見ない天堂としては、珍しいです。
でも、あの予告編から、なにか気になったんですよね。
この監督の「突入せよ!『あさま山荘』事件」も気になって見たので、やはり好きな路線ということでしょうか。
ちなみに、「クライマーズ・ハイ」と「半落ち」は、同じ原作家さんです。
「半落ち」は友人オススメ映画なんですが、天堂はまだ見ていません。
映画は、割と淡々と進む感じでしょうか。
いや、熱い部分は各所にあるんですけど。
でも全体に、淡々とした印象があります。
その割に、力強くも感じられるんですよね。
不思議な魅力があります。
「一度は見て!」と薦めたくなる映画ですね。
DVDよりも劇場が似合う映画だと思いますよ。
山の雄大さが感じられる。
※あと、公式サイトで流れている、試写会の感想も読むといいのではないかと。
それから、BGMも良かったなー。
サントラ欲しいくらいです(笑)。
役者さんたちみんなの演技もとてもよかったです。
主役の堤さんも良かったし、堺さんも良かった。
あと、唯一の女性記者の人もよかったですね。
名前わからないんだけど、部長?もよかったなー。
ネタバレ含んでしまうので、感想は続きにて。
最初、部長と主人公は敵対しているわけですが。
それでも、最終的には共同戦線張るんですよね。
結局は、ボツになってしまうんですけど。
それでも、そこに至るまでの経緯とかがとても好きでした。
共同戦線張るときに、次長と局長の気を逸らすために、他の人たちがさりげな〜く動いたりするのが(笑)。
それから、佐山と悠木の関係ですね。
阿吽の呼吸というのかなぁ(笑)。
佐山さん、いい味出していました。
佐山の役の方を存じ上げなかったのですが、後で公式サイトで判明いたしました。彼が堺さんなんですね。
やたらと目を引く役者さんだなぁと思っていたので、納得です。
配役巧いなー。
一匹狼的な悠木ですが、なんだかんだと同じフロアや他部署の人からも、好かれたり信頼されたりしています。
彼がこっそり暗躍(?)するところとか、結構好きでした。
それから、なんと言っても、ベテラン勢がいい味出していましたね!
反対に、悠木に敵対する人たちもいます。
天堂の職場も基本的に男性ばかりなので、よくわかるんですけど。
男性の嫉妬は、結構醜いですよ(笑)。
女性の嫉妬とは、また種類が違います。
どっちも怖いです。
高校〜職場と男性ばかりの環境で約20年過ごしてきましたが、これだけは今だに馴染めませんね(笑)。
すっぱ抜き記事を書きたい!と奮闘している、女性記者。
仕事内容は違うけど、ある意味同じような境遇にいるので、彼女の葛藤と踏ん張りは共感できるものがありました。
大きな山を乗り越えて、彼女も成長するんじゃないでしょうか。
「日航機墜落事件」。
天堂が生まれてからの事件なんですが、まだ子供だったからか、事件については覚えていないです。
ただ、中華航空機墜落事件とかは、微かに記憶にありますね。
うちの職場(前々回に居たところですが)の管轄内で発生したので、うちの会社の人も飛んでいったそうです。
それはもう悲惨な状態だったとか。
墜落事件とかだけではなく、戦時中の不発弾が出てきてその処理に立ち会った方とかも居ます。
天堂が入社してからの事件で大きなものは
・阪神大震災
・九州地方の台風
・東海豪雨
・名古屋市東区ビル爆発
・50年振りの豪雪
などでしょうか。
うちの会社の管轄甲斐で起きた事件もいくつかあるんですが、まったく無関係ではないんです。
なぜかというと、他のエリアを管轄している他社と協力協定を結んでいるから。
なので、「いざ」という時は、応援部隊を送り出します。
阪神大震災の時は、特にその派遣隊を出すか否か…という話を詰める部門にいたので、よく覚えています。
九州には自分で行ったことはないですが、同じ職場の方が派遣されました。
同じく、これはうちの会社のエリア内ですが、豪雪のために、他県に派遣された人も居ます。
自分が所属していた中で、一番大きな事件は、「東海豪雨」ですね。
丁度指令畑に所属していたこともあり、渦中のど真ん中に居ました。
しかも、お昼に社外の友人と会って、「今日は雨が凄いねー」と話していたその日に、そのまま四日間缶詰開始です(苦笑)。
日中は指令部門の人間が現場の人に指令を送るんですが、夜間は当直者に全権を委ねます。
ただ、その日に関しては、やたらと伝票が多くて。
その上、当直の担当が、天堂の同期の男の子だったのですね。
「仕事多いから手伝うよー」と、手を貸してから、伝票は減るどころか増える一方。
「なんか変だな?」と思っていたら、上司とかも残り始めました。
とても当直者だけでは処理しきれる状態ではなかったからです。
その間、帰宅してしまった現場の人とか呼び出したりして。
そうこうしている間に、指令の部屋にある警報がビービー鳴り始めました。
指令畑は2回目の経験で、トータル4年ほどやったことがあったのですが、あんなにも連続して警報が鳴る様子は初めて見ました。
その内に、今までに見たことがないような警報まで出始める始末。
…結局、政府認定の「災害」と扱われる『東海豪雨』となったわけです。
天堂たちの仕事は、今回の悠木たちの仕事とは職種が違います。
むしろ、ニュースソースを提供する側なんですよね、うちは(笑)。>大抵は良くない意味で
ただ、あの戦場みたいな職場の様子は、うちの職場を彷彿とさせましたね。
それから、この映画の巧いなぁと思ったところ。
日航機の事件を追いながら、最終的には家族関係(というか親子関係)の修復にまで持って行ってしまうんですよね。
過去の事件の合間合間に挟まれた「現在」が、なんだか『巧いなぁ』と唸らせてくれたんです(笑)。
昨日・今日と、邦画の良作を見られて、幸せでした。